富田 富士也

定価: ¥ 1,365
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発売日: 2003-09
発売元: ハート出版
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たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「「いい子」に育ててはいけない―くだらない話ができる子ほど輝いている」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「「いい子」に育ててはいけない―くだらない話ができる子ほど輝いている」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「「いい子」に育ててはいけない―くだらない話ができる子ほど輝いている」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。
自分も「いい子」だったのかな?
現場で様々な事例を見ている筆者だけに、その文章は説得力がある。「いい子」=「大人にとって手のかからない子」というところは、教育職にいる私にとって、注意して肝に銘じなければならないと思った。いわゆる不良生徒ほど時間を懸けて、彼らの言い分を聞きながらじっくりと話をするもんね、事実。
ただ、毎回、この手の本を読んで思うことだが、これをマニュアルにしてはいけない。子育てや教育はどれだけ、目をかけるか、だと思うから。
