正高 信男

定価: ¥ 1,313
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発売日: 2002-08
発売元: PHP研究所
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最近、風呂場ん中で読書をするというのにハマっている。
湿気で本がフニャフニャになるのだが、ま、あまり気にしないことにしている。
昨日から「0歳からの子育ての技術―「赤ちゃんとの会話」から「知性を伸ばす遊び方」まで」を読み始めた。正直、私は後悔している。
こんな良い本を風呂場とかで読むのは罰当たりだという気がしている。
0歳からの子育ての技術―「赤ちゃんとの会話」から「知性を伸ばす遊び方」までの中にでてくる、ある言葉は私を幼少の時分へとタイムトリップさせてくれる。
誰の心の中にもある風景。「0歳からの子育ての技術―「赤ちゃんとの会話」から「知性を伸ばす遊び方」まで」の中にはそれがあるような気がする。とりあえず表紙がフニャフニャになってしまったので、もう一冊買うかも知れない。
躾は理屈じゃない
昨日電車に乗っていたら、小学校に入るか入らないかくらいの年代の子どもが車内を走り回っていました。
車内は混んではいませんでしたが、立っている人もいるくらいの乗車率でした。
その子の傍若無人ぶりは困ったものだと思いましたし、第一、電車が急停車したときなど危険きわまりないものです。
同じ車両には当然お母さんとおぼしき方も乗車しており、時折その子はお母さんの所に行ってじゃれついたりしています。
このお母さん、少しは周りを気にして子どもを叱ってはいます。
でもその叱り方がなっちゃない!
「あんまり走り回っちゃだめよ?。」
「転んだら危ないよ?。」
「ほら、あのおじさん(ぼくのこと?)がおっかない顔してるよ?。」
ぼくはだんだんイライラしてきました。
どうしてビシッと頭でもはり倒して「静かに座ってろ!」と言わないのか。
あげくの果てに、
「そんなに言うこと聞かないと、お母さん悲しいな?。」
ダメだコリャ。。。
どうも最近の風潮として、子どもの躾が「言って聞かせること」「理解させること」に偏っているように思います。
確かに理屈の通る年代、小学校高学年とか中学生になったら、ひっぱたくよりはじっくり言い聞かせる方が効果があると思います。
でも、それ以下の年代の子どもには通じないんじゃないか。
脳がまだ理屈で理解する段階まで発達していない。
それよりも、ダメなものはダメ!とビシッとやる。
時には、体に訴えることも必要でしょう。
特に幼少の頃に躾なければならないものは、じっくり言い聞かせていたら間に合わないものが多いのです。
たとえば子どもが線路内で遊んでいるときに、悠長に「そこは間もなく電車が通過するところだから、遊んでいてはいけない」などと言っていたら、電車に轢かれて死んじゃいます。
「そこで遊んじゃダメだ!」と言って、引きずってでもそこから連れだし、二度としないようにひっぱたいた方がいい。
理屈より先に体に訴えるという躾が必要なんだと思います。
それに理屈で言い聞かせることを幼少の頃からやっていると、理屈さえ通れば何でもあり、という意識に子どもがなってしまう恐れがあります。
たぶん親なら、ナマイキ盛りの中学生の子どもに理屈に負けてしまったという経験を持っているでしょう。
中学生くらいの子どもの言う理屈には、なかなか勝てないですよ。
なにせ相手は知識や経験が少ないから、論理がシンプルです。
それに比べて親の方は、変に知識や経験が豊富なもんだから、あれこれ考えてしまって議論に迫力がなくなってしまいます。
中学生の子の議論に正面から立ち向かうのは、かなり大変なことです。
理屈さえ通れば何でもあり、という子と議論で負けてしまっては、躾は成り立ちません。
理屈が何であれダメなものはダメ、世の中にはそういうものがあるんだということを、子どもに伝えなくちゃいけないんじゃないか。
では、ダメなものはダメ、というものは具体的にどんなことなのでしょうか。
正高信男『0歳からの子育ての技術』PHP\1250-から引用します。
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抑制が必要な行動は、大きく分けてふたつあります。
ひとつめは、「自分の身に危険が及ぶことをしない」、つまり「危険回避」の学習です。
ハイハイをするようになると行動範囲が広がり、同時に危険も増えてきます。
触ったら危ないものには触らないとか、ベランダや階段などの高いところから落ちないようになど、危険な場所に近寄らせないための抑制ですね。
もうひとつは、「”やってはいけないこと”はしない」ということ。
これは、たとえば「食べ物を手でこね回さない」などの文化的習慣もありますが、主として「人を傷つけない」「暴力をふるわない」などの倫理的なものです。
しつけの基本は、この「危険回避」と「倫理観」のふたつを幼いうちから、徹底的に身体の奥底にしみ込ませることなのです。(131p)
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幼児期に理屈抜きにしなければいけない躾は「危険回避」と「倫理観」。
特に倫理観は理屈で割り切れるものではありませんから、幼少の頃から躾る必要があると思いました。
躾る親の方も、頭では分かっていてもその通りにできないのが常だとは思っています。
ビシッとやってそれが後々子どもが生きていくのに役に立つのなら、遠慮なくビシッとやりたいと思います。
子育て技術のノウハウ本
段々と声を、母音を、言葉を、、、と発育が進み、段階的に授乳の能力も変わる。読んでいて面白い。
実践的で、理論的な本だが、ゆえに難を言えば母親向きでなく、父親向き。
いや、父親が読んで要点を、上手くすれば楽に出来る子育てのコツを、母親に伝えられる。
終盤は、月齢別にボール遊びなどのノウハウも載せられているが、それに従っても我が子はちっとも私と遊んでくれない。個人差もあれば、ノウハウ本の限界もあります。
しかし、知っていてしかるべき内容が詰まっている。
